
2学期から不登校をエンジョイしてサドベリースクールに通っていた、小2の次男。
10月から不登園になり、サドベリースクールに通い始めた5歳の双子。
小4の長男は・・・その間、小学校に通い続けていました。
一人もくもくと。
「サドベリースクールに行きたいなら行ってもいいよ」と言われても、「僕は学校に行きたいから行く!」と言っていた長男。
そんな長男が壊れてしまったのは、10月半ば。
「うわ~!もうやだ~!死にたい!」
小学校から帰ってくるなり、ランドセルを床に放り出して泣き崩れました。
私は「何事か!?」と思い、彼の話を聞くことにしました。
長男が言うには、「小学校に行くのが辛くてたまらなかった」とのこと。
もともと、劣等感が強かった長男は、「お友達と比べて勉強も運動もできない自分」が嫌で嫌でたまらなかったよう。
そういう長男の思考の癖は把握していたつもりでしたが、私が思っていたよりも、長男はストレスをため込んでいたようです。
- 図工のとき、手先が不器用で釘がうまく打てなかったときに、お友達から「なんでそんなこともできないの?」と言われたのがたまらなく傷ついたこと
- お友達が10分で終わってしまう宿題が、自分は1時間以上もかかること
- 授業を聞いてもわからないこと
- 逆上がりがいまだにできないこと
- 足が遅いこと
小学校での生活が、彼にとって苦痛に満ち溢れていたそうです。
だけど、学校に行かなかったら、じいじ・ばあばが言っていたように人生がダメになる。。。
お友達は好きだし、学校に行かなくなったら一人きりになってしまうかもしれない。。。
そう思うと、「本当は学校に行きたくない」を言えずに頑張っていたとのことでした。
だけど、「もう限界だ」と。
私の目から見ても、限界に感じたので、次の日から学校を休ませることにしました。
もちろん、担任の先生にもありのままをお伝えし、見守ってほしいことを伝えました。
学校を休むようになってからは、長男と一緒にでかけたりして、気晴らしをしました。
また、サドベリースクールの体験にも行かせました。
そして、「この先どうするか?は自分で決めるといいよ。」と話しました。
長男は、「学校に行かなくてもいい」という選択肢ができたことで気がラクになっているようでしたが、戸惑ってもいました。
本当に学校に行かなくていいのか?
授業を受けなくて、自分はまともな大人になれるのか?
次男とは違って、常識から外れることに迷いを感じているようでした。
「お母さんが決めてよ!」と、何度も言ってきました(笑)
そのたびに、
「あなたが決めなさい。サドベリースクールに通うことで不安に思うことは、なんでもスタッフの人に聞いてごらん」
と話していました。
そうして、学校を休みはじめてから2週間後。。。
長男は決めました。
「ぼくは、サドベリースクールに通う!」と。
長男にとって、学校は劣等感を感じる、人の評価を気にしてびくびくする場でした。
「自分は人より優れているのか?それとも劣っているのか?」を、テストや成績で評価される場所でした。
長男は、「評価されたくない!」という意思をもっていました。
「評価されたら、気持ちよく勉強できない。楽しくない」と。
そして、【評価されずに、自分らしく生きられる場所--サドベリースクール】を選択したのでした。
こうして、11月から長男もサドベリースクールへ。
このときの学校側の対応は、次男のときとはうってかわって、非常にスムーズでした。
ちょうど10月に、文部科学省から「不登校児童は無理に学校にこさせようとしなくていい」というお達しがあったためか、
「長男くんもサドベリースクールですね~」という、軽い対応でした(笑)
国が方針を変えると、こうも対応が違うのか!?とびっくりしたものです。
あれほどサドベリースクールに懐疑的だった校長先生が、率先してサドベリースクールに見学に来てくれました。
「これからは、こういう新しい学びの形もあると思うので。。。
学校としても、長男君・次男君にとって、よい方に向かえるよう協力したいです。
一番下の双子ちゃんも、できれば学校に来てほしいけれども、サドベリースクールに通うならそれでもいいですよ」
と。
あいかわらず、サドベリースクールに通っても出席扱いとはならず、不登校扱いでしたが、
学校側の認識が変わったことは、とてもありがたかったです^^
理解のある校長先生でよかった!と心から感謝しました。
こうして・・・
うちの子供は4人とも、不登校(園)となったのでした。
(つづく)
続きはこちら↓
10.不登校を認めない祖父母と衝突!「親がそんなことでどうするんだ」
最初から読みたい人はこちら↓