
「もう会社を辞めたい!」
「この状態がずっと、定年まで続くなんて嫌だ!!」
そう思ったとき、どうすればいいのでしょうか・・・?
会社辞めたいけど、辞められないときは、どうすればいいのでしょうか・・・?
今回お話を聞かせてくれたのは、
【サラリーマン歴30年。22年務めていた会社を辞めてフリーランスになりました!】
という、平沢はるかさん。
かつての彼女は、会社以外のことを考える時間もないほど目まぐるしい毎日を送り、退職するにしてもやりたいことがわからない人だったそうです。
- そんな彼女が、どうやってサラリーマン街道から抜け出せたのか?
- 人生を変える秘訣とは?
聞いてみました^^
50代で会社辞めた人インタビュー!22年勤めてた会社を辞めて、フリーになっちゃいました★

はるかさん、よろしくお願いします!
今のはるかさんの状況を教えてください!

会社を去年やめて、今ははじめてのフリーです。
サラリーマン生活が30年くらいあったから。
前の会社を22年くらい勤めてやめました。
はるかさんは、短大を出てからずっと、サラリーマン街道で来たそうです。
何回か会社は替わったものの、お仕事の内容はずっと事務系だったとのこと。
しかも、“経理”事務!
経理なら、フリーランスになったとしても武器になるし、独立しても強そうに思えるのですが・・・

いや、でも私今、全然経理と関係ない仕事をしてるんです(笑)
今はですね、まず・・・
文章の構成とか校閲とか。
そういうのを知り合いに頼まれてやってます。
あと、同じく知り合いに仕事をもらって、動画の原稿をブログ用にちょっと変えるとか。
ツイッター用にちょっと抜き出すとか。
そういう仕事をしていますね。
いや、まったく、今までのキャリアをまったく考えてないっていう(笑)
まったく違うんですよね。
なんでだろう?って感じなんですけど。
なんかそうなったっていうか。
両方とも知り合いから仕事をいただいてるので、非常にそれはありがたいですよね。
なんと、はるかさん!
せっかくの「経理」という武器を使わず、今は全然違うお仕事をされているとのこと。
しかもご本人も、「なんでそうなったのか?」がわかってない(汗)

じゃあ、会社辞めるって決意するときは、「次はこうやって生きていくよ」っていうのが決まってたんですか?

それが全然決まってなかったんですよ!!(笑)
今考えれば、決めておけばよかったんですよね、きっとね。

次を決めるとか、そこまで余裕がなかった。
気持ちの余裕がなかったっていうか。
そんなこと考えてたらやめられなくなっちゃう。
もう、やめるのが先?
あとはどうにかなるだろう!ぐらいな(笑)
「次を決めずに会社を辞める」っていうのは、とても勇気がいることと思います。
清水の舞台から飛び降りるくらいのことでしょう。
しかし、なぜそこまでして辞めたいと思ったのか?
彼女が、普通は「無理だ」と思ってしまうようなことでも行動に移せた理由とは、なんだったのでしょうか・・・?
次が決まってなくても会社を辞めたい!その原動力とは?

「次を考えてたら会社をやめられくなる」ってくらい、切羽詰まった感じだったんですか?

あー、そうですね。
なんというか、私は正社員だったから。
いようと思えば定年までいられるわけですよ。当然。
で、定年した後も再雇用みたいな感じで、いようと思えば、プラス5年くらいはいられるわけですよ。
それを考えちゃうと、今度は動けなくなっちゃいそうな気がしたんですよね。
あと、それを考えたときに、あ、もう自分が持たないな。と。
ここで決断しなかったら、たぶんズルズル行っちゃうだろうし、その前に「私の神経が持つかどうか?」っていうのもあったので。

精神的に、前の会社で嫌なことがあったっていうことですか?
それでやめたかったとか、そういうことですか?

そうですね、やっぱり積み重ねですね。
20年以上も同じ会社にいるわけだから、慣れてるわけですよ。
そのまま慣れたまんま行って、行けなくはないとは思ったんだけど、
もうそれは勘弁してほしいなというのが自分の中であって。
だから、原因がひとつとかふたつとか、具体的にこれがあった!っていうよりも、
そういう、嫌なことの積み重ね。

イヤなことを何個か上げるとしたら、どんな感じですか?

いやー、そうですね。
私あの、経理事務なんですけれども、クレーム対応も多かったんですよ。
そのクレーム対応が、きつかった。

怒られるんですか?

怒られるのもそうなんですけど、なんていうんでしょう。
クレームには3つのパターンがあって、
ひとつは単に、「なんでだ!」って怒鳴るとか、怒られるパターン。
あと、言葉の暴力パターン。
実際にモノを投げつけるとか、唾を吐くとか、そういうパターンと3つあるんですよ。
その3つが全部来ちゃうときついんですよ。
クレームを言ってくる人も、一人二人じゃないんで。
いろんな人が来るので、もう持たないなぁ~と。

それはイヤですね・・・
経理ってなんか、パソコンをぱちぱちやってるイメージだったんですが、そうでもないんですね?

その仕事が本来メインなんですけど。
私がいた事務所は、従業員が35人いたんですけど、正社員が二人しかいなくて。
私と所長の二人しかいなかったんですよ。
そうすると、「責任者出せ!」とかクレーム対応っていうと、全部来ちゃうわけですよ。
お金関係のクレームとかだったら、私じゃなくちゃわからないんですけど、それ以外の、なんでもかんでも来ちゃうみたいな。
そういう感じになっちゃって。
そしたら本来の経理の仕事が、やっぱりちょっと滞ってしまって。
残業して、終わらせるみたいな。
それでも残業代がもらえないみたいな。
あれ?考えたらなんかブラックだなぁ(笑)
そんな感じだったわけですよ。

で、会社も遠かったわけですよ。
片道1時間45分。往復で3時間ちょっとかかってて。
朝6時半に家を出て、家に帰ってくるのは夜の9時とか。
そんな状況で、将来を考えるとか、「自分のやりたいことは?」とか、そんなの考える余裕が、ないんですよね。

ええ~!?
ブラックなのもすごいですけど・・・通勤時間もひどいもんじゃないですか。
そもそも、なんでそんな離れたところに勤めてたんですか?

最初はもっと近いところだったんですけど、新たに事務所ができてそこに行ってくれ!と言われて。
サラリーマンって断れないじゃないですか。
それで、「え?」って思ったんですけど、しょうがないですよね。。。
そのあとも異動願いとか何回か出したんですけど、全然受理されなくて。
それでもう、あきらめちゃったんですよね。
ああ、もういいや~!みたいな感じで。

「サラリーマンあるある」じゃないですか!

そうなんですよね~
夕ご飯食べるのが夜10時とかなんて、やっぱりしんどいじゃないですか。

20代とか若くてもしんどいですよ。

だから、「ああ、持たないなぁ」と。
定年までずっとこの生活か・・・と思ったらもう、
勘弁してほしい!ってやっぱり思ったんですよね。

あー、その絶望感すごそうですね。
定年までこれか・・・みたいな

いやー
私のお金の成分は、95%が我慢料でしたから(笑)

よくそんな生活を22年もやってましたよね。すごい!

今思えば、よくやってましたよね・・・
我慢するのが癖になっちゃってるっていうのかなぁ。
クレーム対応もやっぱり我慢じゃないですか。
いろんなことを我慢、我慢・・・
このまま我慢の一生は勘弁してもらいたいな!と。
はるかさんが働いていた場所でのクレームは厳しく、一緒に働いていた人の中には、うつ病っぽくなってやめちゃった人もいるそうです。
それを22年間もやってこられたはるかさん。
はるかさんの忍耐力は素晴らしいと思います。
けれども、サラリーマンとしての生き方に疑問を感じ、「我慢の一生は勘弁だ!」と気づきました。
しかし・・・
そこから、会社辞めるのは、抵抗はなかったんでしょうか?
順調に事が運んだのでしょうか・・・?
会社辞めたい!けれども・・・

じゃあ、我慢の一生は勘弁だ!と気づいて、すぐに会社辞められたんですか?

それがすぐにはなかなかいかなくて。
決断するまでに2年かかって。
決断して実際にやめるまでに、そこからさらに1年くらいかかってます。引き継ぎとかで。
合計3年。辞めるまでにかかりましたね。

そんなに長かったんですか?

いやー、途中で挫折しようかと思いました。
やっぱり、サラリーマン根性っていうのかな?
サラリーマン生活が長いと、やっぱり環境を変えるのが怖いんですよね。
なんか「それだったら今のままでいた方がいいかなぁ」とか、ずーっとそう悩みながら選択してたっていう感じですね。

環境を変えるのが怖いっていうのは、具体的にいうと、何が心配だったんですか?

お給料って、とりあえず毎月入ってくるじゃないですか。
でも、毎月会社勤めしてないと入ってこなくなるから、収入の不安もあるし。
あと、こういっちゃなんだけど、サラリーマンってある意味ラクじゃないですか。
通ってればなんとか、しんどいながらも、やることがあるっていうか。
そういう生活のリズムがちゃんと決まってるっていうのが、ルーティンだからラクはラクなんですよね。
考えなくてすむ。
やること決まってるから。
それを、1から10まで自分で決めなくちゃいけないっていうのは、ちょっと不安っていうか。
よくわかんないっていうか。

やっぱり、なんていうのかな。
自分の中にサラリーマン以外の人生っていうのが、全然思い浮かばなかった。
そんな思い浮かばない状況で会社辞めても、何すればいいんだろう!?みたいな。
で、
たしかにやりたいことはあったはずなんですけど、やっぱり我慢してるうちに、何やりたいのか?よくわかんなくなっちゃったんですよ。。。
何やりたいんだっけ?
あんまりにも我慢しすぎて自分がやりたいことよくわかんない!みたいな。
そんな感じになっちゃったんですよね~

それは、たしかに怖いですね。
やりたいこともわかんなくて、
収入の柱も、自分で1から10まで立てなきゃいけなくて、
お金も入ってくるかわかんなくて。
そうなってくると、めっちゃ怖いと思います。

そうなんですよ!

このとき、「旦那さんの給料でやっていけそう!」とかはあったんですか?
貯金めっちゃあるとか。
そういう『安全保障』はあったんですか?
※はるかさんは旦那さんと二人暮らしです。

『安全保障』はありましたよ。
あったんですけど、私は、うちの主人に養ってもらう気持ちは全然なかったし、
まぁ、今でもないし。
貯金はたしかに、ある程度はありますけど。
やっぱり、貯金を切り崩しながらの生活っていうのに、抵抗があるわけですよ。

うんうん、減ってく感は怖いですよね。

やっぱり、収入があってその上で、っていうならいいんだけど。
貯金だけがなくなっていく・・・っていうのは、やっぱりね。
怖いなぁ~っていう。
経理の仕事してただけに(笑)
だから、行動に移すのに、すごーく時間がかかったんですよ。

あー、時間かかりますよね。
ちなみに、決断までの2年の間に、決断を強めるような出来事ってあったんですか?

それはね~、たくさんありましたね(笑)
やっぱり、ひどいクレームっていうのが。
会社を辞めたくても、収入の不安があったり、やりたいことがわからなかったりと、
なかなか決断することができなかった、はるかさん。
しかし、その決断を強めたのは「ひどいクレーム」だったそう。
はるかさんがいうには、20年前と、今のクレームの質が違うそうです。
20年前は、お客さんに怒鳴られたとしても、ミスをきちんと謝れば終わっていました。
しかし、今の時代のクレームはエスカレート。
言葉遣いやクレームの行為が変わってきたそうです。
- 唾を吐く
- クレーム対応が女性だと、「ブス・バカ・死ね」と人格を否定するような言葉を言われる謎の法則が存在
- 身体的な攻撃
など。
クレームというと、お客様から会社への注意とうか、業務改善の指摘という面もありますが、
はるかさんのお話を聞いていると、ストレス解消に来たのか!?と思うような内容です。
まるで人間サンドバック(汗)
また、あるときは、ヒートアップしてしまったお客さんが、事務所ドアを開けて中に入ってきて、従業員を突き飛ばしてしまう事件が。。。
このとき、はるかさんは事務所の奥にいたため被害には合わなかったのですが、
しばらく、ドアがバターン!と開く音がすると、肩が震えていたそうです。

「もうここは長くいられないな」と思ったんですよね。
自分もいつそんな暴力行為にあうのかな?と思うと。
ちょっともう、まずいなと。
しんどかったですよ。
こんな職場なら、誰でもすぐに辞めたいはず。
それを20年以上も続けられたはるかさんは、超人だと思います!
忍耐力が半端ない!

自分でもよく20年以上いたなと思います。
自分でもマズかったと思うんだけど・・・
どうすれば我慢が続くか?っていうと、もうやっぱりあの、自分の感覚をマヒさせるしかないんですよ。
こんなの大したことない、大丈夫、大丈夫。
って言って、本当はすごく嫌な思いをして、傷ついてるんだけど。
「いや、これくらい大したことない!大丈夫」って言って、蓋をしたまま、ずーっと来ちゃったわけですよ。
そうしないと、いられなくなるから。
でも、それが効かなくなってきちゃったわけですよ。
20年以上たつと・・・
もう持たないな。と。
2年もかけて決断をし、「辞めたいです」と上司に意思を伝えることができたはるかさん。
しかし、退職は難航。。。
いろんな意味ですごい職場だったこともあり、後任がなかなか決まらなかったそうです。
そんときになってはじめて気づいたそうですが、はるかさんが勤めていた事務所は、同じ会社の中でもかなり特殊だったよう。
「異動願いを出しても受理されなかったのは、このポジションをやりたい人がいなかったからなんだ!」
と気づいたそうです(笑)
そんなこんなで、後任探しと引き継ぎで1年かかって、やっと会社を辞めることができたんだとか。
やっと自由になって・・・
これで伸び伸び!ハッピーエンド!と思ったら・・・
まだまだはるかさんを試すような出来事があったようです。。。
会社辞めたら、自由どころか心を病みました

やっと辞められて、そのあとはどうしたんですか?

そのあと・・・ボケーっとしてて(笑)
あまりにもハードな日常だったから、何をすればいんだろう?と。
なんか、ほんとにボケーっとしちゃったって感じですね。
4か月くらいかな。

4か月くらいボケーっとして。「何かしよう!」とかなったんですか?

結局、好きなことしたいじゃないですか。
で、「好きなことって言っても・・・?」って感じなんだけれども、
仕事とか抜きで、とにかく本を読むのが好きだったから、とにかく本ばっかり読んでた。
だけれども、やっぱりあの、
仕事も何もしてない状況で、本読んでても今度は、「あれ?こんなに本ばっかり読んでていいのかな?」っていう気持ちになってきちゃって。
なんか、好きな本を読んでるのに楽しめなくなっちゃったんですよ。

なんか、この自分の好きな本ばっかり読んでても、人の役に立ってないなぁ~とか、
そういう気持ちになっちゃって。
やっぱり、サラリーマン生活が長かったから、ちゃんと会社に行って、勤めてないとダメみたいな。
そういうのがたぶん、気持ちに刷り込まれてたと思うんですよね。
だからなんか、自分がこんなことしてて。
誰の役にも立ってないし。
このまんま生きててもいいのかな?とか。
わけわかんない方向に考えが行くようになっちゃって。

えー!?
会社にいたときよりも、ちょっと鬱っぽくなっちゃってるじゃないですか!

そうそう(笑)
何をしてても落ち着かなくなっちゃって。
夜も寝れなくなっちゃって。
夜中に目を覚ますと眠れなくなっちゃうんですよね。
で、「私は何がしたんだろう?」「このままでいいのかな?」って。
「じゃあどうすればいいんだろう?」って思っても、全然答えが出ないまま。。。
どうしよう?どうしよう?って、そればっかりになっちゃって。

さっきみたいな職場で、すごい我慢してた日々から、パーッと好きなことをやれるようになったら、
「やったー!自由だぁ!」って楽しいイメージがあったんですけど・・・
そうじゃなかったんですね?

私も楽しいイメージがあったんですけど、それはホントに一瞬だったんですよね。
辞めてから2~3週間くらいは、もう嬉しくて嬉しくて。
普段読んでない小説をバーッと読んだりとか、行きたかった喫茶店にのんびり行くとか。
そういうのをやってたんだけれども、だんだんそれが楽しめなくなっちゃって。
働いてない状態でこんなことしてていいんだろうか?とか。
そういう風になっちゃったんですよ。

貯金とか、旦那さんが働いてたりとか、安全保障はあったんですよね?
それでも楽しめなかったのが意外というか・・・

退職金だって多少は出たから、そんなにすぐには働かなくてもいい状況だったし、子供いるわけじゃないから。
それなのに、「こういう気持ちになるんだ!」っていうのが、自分でも衝撃だったんですよね。
「何してもいい」って状況なのに、楽しめないっていうのは、全くの想定外だった。
もう少し、バラ色だと思ってたんだけれども・・・(笑)
別に、何してもいいわけじゃないですか。
だから、2~3年、会社勤めしないで遊んで暮らしてても構わないのに。
なのに、ダメだったんですよね。
楽しめなくて。全然。
こんなことしてたらダメだ!とか思うようになっちゃって。
誰も何も言ってないのに・・・
意外なことに、会社を辞めることができたのに毎日を楽しむことができなかったそう。
それどころか、自分が好きなことをしていること・誰の役にも立っていないことに、罪悪感や焦りを感じてしまうようになったそうです。
せっかく「我慢の人生は勘弁だ!」と一念発起して、3年という長い年月をかけて退職までこぎつけたのに・・・
はるかさんの絶望感は、大きなものだったと思います。
転機!知り合いから仕事をもらう

そこからどうなっていったんですか?

4か月くらいそうやって過ぎていって。
年が明けてから、知り合いに「実は私、去年会社やめたんだ」って言ったら、
知り合いが「あ、じゃあ仕事手伝って!」って言ってくれて。
それは、宅建の教材の構成とか校閲とかの仕事だったんですよ。
もともと、不動産関係の仕事をしていたので、ちょうどよく。(不動産関係の経理事務だった)
それで仕事をいただいて。
そしたら次は、当時通っていたビジネス講座のメンバーからもお仕事をいただいて。
今はそっちをやってます。

へー!面白いつながりですね!ビックリ!

そう!だからこうなる展開っていうのは全く想定外で・・・(笑)

すごーい!お仕事の内容聞いてもいいですか?

動画用の原稿をブログ用に変えたり、
文章を抜き出してツイッター用にしたりしてます。
しかもそれも、不動産関係のものだったんですよ。
知り合いや、たまたま参加していたビジネス講座のメンバーから仕事をもらったはるかさん。
本人も、「なんだかわかんないけど、すごい展開になってしまいました~(笑)」と言ってましたが、なかなかない展開だと思います。
無職で落ち込んでいたら、たまたまご縁で、自分の得意分野(不動産関係)のお仕事が来るだなんて・・・!!

じゃあ、今の仕事は、自分のやりたいことというか。
そういうのが明確になるヒントがあったりしたんですか?

そうなんですよ。
結局よくよく考えてみたら、私が好きなのって、
本を読むことと、手紙を書くことなんですよ。
で。
お仕事をやってみたら、改めて、「読むことと書くことが好きなんだな」って思えたんですよ。
そしたら、今やってる宅建の教材の校閲とかって、読むわけじゃないですか。
読んで、構成とかそういうのを直したりするっていうのが、考えてみると自分の好きな分野なわけですよ。
文章はずっと書いてたし、文通も中学のときからずっとやってましたから。
そうすると、
「そっか!私今、結局好きなことをしてるんだ!」
ってやっと最近気がついたわけですよ(笑)
結果的に私、好きなことしてるってことになったんですよね。
「やりたいことがわからない」と言っていたのに、結局のところ、好きなことをやっている状態にたどり着いていたはるかさん。
お仕事を受けたときには、「書くことが好きだ」という自覚はなかったそう。

あんまり自覚はなかったんですよね。
あまりにも書くことが自然だったので。
手紙もそうだし、食事日記をつけてるんですけど、25年くらいつけてるから。
もう当たり前っていう・・・(笑)
もう、食事日記と手紙を続けてる時点で、好きなことが明確な気がしますが^^;
本当に無自覚だったようです。
よく、自分のいいところは自分ではわからないと言いますが、本当に好きなことだったら、本人には当たり前すぎて気づけないのかもしれませんね。
「読むこと・書くことが好き」っていうことは無自覚でも、はるかさんは結局のところ、自分に合ったものを選び取っていました。
不思議です!!

じゃあ、今けっこう楽しいですか?
前よりイキイキしてますか?

やっぱりすごく、ラクになったっていうのかな。
「自分は生きててもいいのか?」っていう状態にはならないですね(笑)
とりあえず、やることがあるっていうのは、重要だなって思いましたね。
(前の仕事をやめたばかりのころは)自分が必要とされてないんじゃないか?って思っちゃったんですよね。
必要とされてないんだったら生きてる意味がないじゃないですか。
じゃあ何のために生きてるんだ?ってなったときに、ただ単にぼーっとしてるだけじゃね。意味ないし。
そういう気持ちにホントにとらわれちゃってたから、それがなくなったのがよかったですね。

じゃあ今、「お手伝いして!」って言ってくれる人がいて、自分の才能・好きなことを活かせてるっていう・・・

そうですね。
結果的に好きなことをやれてるっていうのが。
ものすごく、ありがたいなと思いますね。
50代で人生再スタート!はるかさんの今後・・・
ノープランで会社をやめてしまったものの(笑)、不思議と導かれるようにやりたいことがやれるようになったはるかさん。
今後は、どうなっていく予定なのでしょうか?

結局今、書くこと・読むことが好きだから、もう一歩先に進みたいと思ってます。
やっぱり、ブログを書くとか?
でももうちょっと・・・なんて言ったらいいんだろ?
やっぱり、人の役に立てるようなことをしたいな~と。

実はブログをこれから書いていこうかなぁ~と思うんだけれども、何を書こうか今すごく考えてて。
経験したことを書くのが一番なんですよね。
ずいぶん前に、ハリ治療の先生にお世話になったことがあって。
その先生が言った一言が、ずっと忘れられなくて。
それをブログの・・・タイトルじゃないな。
ブログで書いちゃおうかなぁ~と思ったんだけど。
「土日のためだけに生きるな!」って言われたんですよ。私。
もうね、その時にね、ぐさーっと来たんですよね。

刺さる!それ!!!

金曜まで我慢料ですよ?
私今まで、そのためにしか生きてこなかったんですよ。
で、今。
それが解放されたわけですよ。
今だったら、「私は土日のためだけに生きていないな」と言えます。
土日ももちろん、今まで通りの楽しい土日なんだけれども、
なんか、そのハリ治療の先生のセリフが私はずーっと残ってて。
それこそ20年前に言われて、やっと実現できたっていう感じ。
だから、これから私がブログを書こうと思ってる相手(読者さん)は、「土日のためだけに生きてる人」。
土日のためだけに生きてる人に対して、なにかできないかな?っていう。
そういう感じで、これからブログを書いていきたいな!と。
今、すごく思ってます。
「社畜」という言葉が流行っていますが、世の中、我慢と労働だけに人生を費やしてしまう人が多いと思います。
「土日のためだけに生きるな!」は、たくさんの人の心に刺さるテーマでしょう。
はるかさんの書くブログはきっと、以前のはるかさんと同じように「定年までこのままは嫌だ!」と思っている人たちに励ましを与えてくれると思います^^
会社辞めたいけど辞められない人へ

世の中には、「会社を辞めたいけど辞められない人」がたくさんいると思うんですよ。
「このまま定年まで行くのか・・・」ってガッカリしたけど、すぐに行動に移せないとか。
そういう人に、なにかアドバイスをするとしたら、なんて言いますか?

やっぱり・・・「大丈夫!」って言うしかないですね。
「大丈夫。なんとかなる!」
それしかないですね。
だって、死にはしませんから(笑)
やればね、なんとかなっちゃうんですよ。
・・・っていう風に言いますね。

はるかさん、やってなんとかなっちゃいましたもんね(笑)

このまま行っても、人生は変わらないから。
本当に変えたかったら、行動するしかない。
やっぱり、「行動しないと手に入らない」っていうのは、よくわかりますね。
はるかさんは、「会社を辞めたい」と上司に伝える前にも、副業講座に参加されていたそうです。
「会社にいながら、副業で稼げるようになったらいいなぁ~」と。
それで会社辞められたらいいなぁ~と。
しかし、そのときは・・・
講座を半年間受けたけれど、具体的な行動が全然できなかったそうです。
平日は会社のスケジュールがキツキツ。
土日は講座に出たり、家事をする必要があるため、時間が全然とれない。
副業に取り組むエネルギーもない。
もともと無理な話だったそうです。

仕事っていうのが、私の生活の中ですごくウエイトが大きかったので。
時間にしても。人間関係にしても。
それを、やっぱり手放さないと、入ってこないわけですね。
前の仕事をやめてないと、今やってる仕事は入ってこないわけだから。
だから、「あ!なるほど!」ってなりましたよね。

すごいなー!
普通はですよ。
今あるもの(安定収入)があったとして、
次(他の収入源)を掴んだら離せるじゃないですか。
そういう考え方を普通はしちゃうけど。。。
先に今あるものを手放してから、掴むっていう。

そうなんですよ!
私の場合は、手放したものが大きかったから、入ってくるものも大きかった。
やっぱり、人生を変えたいと思ったら、行動しないと変わらないじゃないですか。
会社勤めしたまま変わろうと思っても、たぶん、限界があったと思うんですよ。
「変わり幅が少ない」とか。
「それだけ大きなものを手放したから、変わったんだ!」っていうのを、すごく今実感してますね。

そうですよね。たぶん・・・
「仕事やめたいけどやめられない」って人は、今あるものを掴んだまま、次のも掴もうとするからなんですよね。

そうそう。
でもやっぱり、(両手を空にしてからでないと)両手でたくさんは掴めないですよね。
片方を掴んだままで、こっちの片方をつかもうとしてら、やっぱり片方分しかたぶん入ってこない。
そういうことなんだな~と。
はるかさんの場合は、先のことまで考える余裕がないほど「仕事辞めたい!」って気持ちが大きくなったことが、結果オーライになったのかもしれません。
ご本人も言ってました。

次のことまで考えてる余裕がなかったんですよ(笑)
それくらい追い込まれてるとき。
「何がなんでも変えたい!」となったときに、未来のことを気にして動けずにいるのか?
それとも動くのか?
そこが、分かれ目なのかもしれません。。。
結論!50代でも会社辞めてフリーは可能。はるかさんは怖くても退職したから人生が開けた
短大を卒業してからずっと、サラリーマン街道を進んできたはるかさん。
しかし、「定年までずっとコレか・・・」と絶望を感じたことがきっかけで、一般的な安定ルートを手放すことになりました。
そこには、多くの葛藤と試練が待ち受けていました。
今の仕事をやめたとしても、他の収入減があるわけでもない。
やりたいことがあるわけではない。
そんな【お先真っ暗】と言えるような中でも、「変えたい!このままは嫌だ!」という気持ちを常に持って突き進んできたのは、本当にすごいと思います。
はるかさんもおっしゃってましたが、途中で振り戻し現象というか、
「もうこのまま、定年まで勤めちゃおうかな・・・」
と思ったことは何度もあったそうです。
それでも、自分の気持ちに素直に。
会社を辞めるという決断をしたことが、結果的に今までと全く違うライフスタイル・・・
「好きなこと・やりたいことで生活できる」という状態につながったのではないかと思います。
「そうはいっても、会社辞めたくても辞められない!」
そんな人に、はるかさんからのアドバイスは以下の2つ。
- 行動すること(行動しないと手に入らない)
- 先に手放すから、たくさんが手に入る(次を考えて会社辞められなくなるなら辞める方が先)
人って、慣れた環境を変えることに恐怖を感じるものです。
しかし、そこで飛び込めるかどうか?が大事なのかもしれません。
怖いけど、飛び込めるか?
怖くても、飛び込めるほどの意思(もう嫌だ!という気持ち)があるかどうか?
そこが決め手なのかなぁ~と、はるかさんのお話を聞いていて思いました^^

お話を聞かせてくれたはるかさん!ありがとうございました!