
頑張りすぎて、疲れて。
もう生きていけない!と感じる時ってあると思います。
今回お話を聞かせてくれたのは、ともすぱいらるさん。
彼女は、かつて東京でバリバリと働いていたOLさん。
お仕事をすごく頑張り、キャリアも順調。
結婚を考えていたパートナーもいました。
しかし・・・
今は東京から飛び出し、自分のことを誰も知らない土地で、イチから人生をスタートしています。
なぜ、そんなことになったのか?
何が彼女を、そこまで突き動かしたのか?
「頑張ってるけどもう限界!」
「生きていくのに疲れたけど、どうしていいかわからない」
そんな人の参考になる話を聞けましたので、ぜひ最後までお読みください^^
キャリアも全て捨てて島へ!なぜ?何を得たのか?

ともすぱいらるさん、よろしくお願いします!
なぜ都会から田舎の島へ?順調だったキャリアも捨ててしまったきっかけとは

以前は東京に住んでいたということですが・・・今はどこに住んでるんですか?

X島ってところに住んでて。
海と山と空の島ですね。
引っ越してから、2年弱くらいです。
※ともすぱいらるさんの住んでいる場所については伏せさせていただきます。
この後に話が出てきますが、居場所を伏せなければならない理由があるため。

どうしてX島に住もうと思ったんですか?
前に住んでた東京とは真逆だと思うんですけど。。。

もともとX島に、長期休暇のときにたまに遊びに行ってたんですが、
島で何日間か生活してて、東京戻ったら、「あれ?なんだ?」と思って。
「東京疲れちゃったな」ってなったんですよ。10年くらいいて。
もともと実家は福島なんですけど、東京来て、仕事もして。
「なんか東京疲れちゃったな」「東京いない方がいいよ」みたいなサインがすごかったんですよ。
ともすぱいらるさんは、大学時代からサーフィンや島めぐりが好きだったそうです。
X島は、当時付き合っていた彼氏の影響もあり、自然あふれ癒される場所として、毎年遊びに行っていたんだとか。
あるとき、X島から帰ってきて、何気なく水道水でうがいをしたら、マズくてビックリしたそうです(笑)
さらに・・・

ストーカーにあったり、痴漢にあったりとか、ひたすら追い掛け回されたりとか。
散々だったんですよ!
ちょうどストーカーにも家がバレたタイミングで、付き合ってる人とも上手くいってなくて・・・みたいな。
ともすぱいらるさん、非常にかわいらしい方です。
ストーカーの気持ちはわからんでもないが(笑)、お話を聞いたところ、めちゃくちゃ怖いです><;
家を特定されてしまった後は、外で、スマホのカメラで写真を撮る音が続く日々だったそうで・・・
警察を頼ろうにも、過去に相談したときに、
「ストーカーされる女性にも落ち度もあるんじゃない?」的な、まともに取り合ってもらえなかった経験があったため、警察をアテにできなかったそう。

そういう、なんかいろいろ東京にいられない感じでした。
精神的にも。
仕事もすごい頑張って、「やりきったな~」ってところがあったんですよ。
で、
X島がパートナーの出身地だったんで、「X島いって休憩しようかな~?」って言ったら、
パートナーが「おう、いいじゃん!」みたいな。
5月にそう思って、8月末には引っ越したんで。
3か月で実行しましたね。
パートナーは東京に残り、私だけ単身でX島に引っ越しました。
島へ引っ越したが・・・踏んだり蹴ったり!仕事先がアレ&修羅場

島へ引っ越したら、「自由だ!ウェーイ!」みたいになったんですか?

あー、そんなことはなかったです(笑)
ともすぱいらるさんは、島へ引っ越す前に、ホテルの正社員の仕事を決めていたそうです。
「島で休憩するにしても、仕事は決めておかないと!」と思ったそうで。
でも、実際に仕事をすることになったら・・・

X島って、20~30年古いんですよ。東京で働いてた感覚でいくと。
文化とか。休みもないし。
ちょうど同族企業みたいなホテルに入っちゃったんで。
「君も家族」とか言われて。
月に3回しか休みなくて、缶詰みたいな状態で働いてて。
行くとこ間違っちゃたんですけど。
で、オーナーさんは、私の経歴とかすごい見て、「ここで支配人やってくれ」とか言われたんだけど・・・
そしたら島から出れないじゃん!みたいな。
自由になりたくてX島に来たのに、縛られてしまうのは違う。。。
家族と言いながら、缶詰で働かされるのもなんか違う。。。
そういう理由で、ホテルの仕事はやめたそう。

3か月もたたずに仕事やめて。
なんかビビるじゃないですか。ずっと大学出て、会社員やってきて、無職って。
一人で。何もわからず、無職・・・みたいな。
うわ!どうしよう!みたいな
こんなはずじゃなかったのに!みたいなことが起こってきちゃって。
空港のレストランでバイトとして働くことにしたけれども、さらに不運が・・・
ともすぱいらるさんは、月1回。
東京に帰ったり、パートナーに会いに行ったりしていたそうなのですが、年明けからパートナーさんが音信不通になったそうです。
そしたら・・・

空港の出発ロビーに他の女の子といたんですよ。
私たまたま空港にいて、鉢合わせして・・・修羅場ですよ(笑)
X島は、パートナーさんの出身地。
いても不思議はないのですが・・・女連れ(汗)
空港でアルバイトをしていたら、たまたま出勤時間に鉢合わせをしてしまったそうです。

「なにしてんの?」みたいになって。
ずっと浮気性で、いろんな女の人いたし。
本当に忙しいか、浮気してるか、遊んでるかで。
音信普通とかもよくあって、もう慣れちゃってたんですよね。
ともすぱいらるさん、本当にかわいらしい方なのです!
なのに、男運悪い!
私もダメンズウォーカーだったから、何も言えないけど・・・それにしても男運悪い!

共依存みたいな感じになってて。「私がいないと!」みたいな。
自分から離れられないけど「なんで私はここから逃げちゃいけないんだろう?」
「なんで幸せを望んじゃいけないんだろう?」みたいな。
もう、何年も前から「結婚したい」みたいな。
そういうのも言ったりとかしてて、何を信じればいい?みたいな。わかんなくって。
いろいろもう限界だったんですよね。
そしたらパートナーがそんなんで、何してんの?ってなって。
そしたら「俺にもいろいろあんねん」って言われて。
「なにいろいろって?」って言ったら、「もうフライトの時間だから」って言われて。
それでさよならですよ。
「そんなんで、この8年9年が切れるんだ!」と思ったら受け入れられなくて。
ともすぱいらるさんはX島に来たとき、
「島に行ったらパートナーともうまくいくし、きっと明るい未来が!」
と思っていたそうです。
けれども、現実はそうはいかなかった。
島には休憩のつもりで来ていたし、ゆくゆくは東京に帰るつもりでいた。
けれども、パートナーと縁が切れたことで、東京に帰る場所がなくなってしまった・・・
1年、泣いて過ごしたそうです。
こんなはずじゃなかったのに・・・どう過ごしたの?

なんだか、踏んだり蹴ったりですね。。。
そのあと、どうしたんですか?

これから東京帰る場所なくなっちゃったし。
島は好きだけど、このままいるのは何か違うし。
それで、ひたすら何か家で勉強したりしてました。
いろんなとこ行きたいし、自由に生きたいから、フリーランスで働けるスキル身に着けよう!とか思って。
1年間。
空港でのアルバイトを続けながら、自由に生きるためのスキルを身に着けるため、勉強に明け暮れたそうです。
勉強は、情報発信や投資、英語など。
とりあえず目についたものをやってみたそうです。
そして・・・今。

失意のどん底でも、人生をあきらめずにいろいろとやられたのは、すごいことだと思います。
今も、勉強中なんですか?

だいたいめどがついて。
今年に入って、空港のバイトやめようかな~と思って。
でもなんかちょっと別のとこで働きたいなぁ~と思って、ある場所にいったんですけど。
そしたら、そこのオーナーさんに「ビジネス手伝って」って言ってもらって。
自然農法をやってる会社で。
マンゴーとか、パッションとか、農薬使わない自然農法で作ったり、
ヤギの酪農をしてチーズとか、果物もスムージーとかいろいろ作ってる会社なんですけど。
その店を手伝って!って言われて。
今はそこで、いろいろ頑張ろうかなぁ~!って思ってます。
「捨てる神あれば、拾う神あり」です。
新しい仕事について語る、ともすぱいらるさんの声は、跳ねるように明るく、
本当にいいオーナーさんと巡り会えたんだなぁ~ということが伝わってきました。
もともと東京で成果を出されていた人ですから。
いいご縁に恵まれ、やりたいことが見つかった彼女は、とても強いと思います。

この1年くらいですごいいっぱい、いろんなコミュニティーとか入って勉強したりして。
自分の人生のメンターみたいな人と出会ったんです。
その人がホントにすごくて。
稼いだら稼いだ分だけ、循環させていく。
まだ40手前とかで。
将来は1000億ためて、世界中の教育格差をなくすために力を尽くしたいと。
仕組みを作って、自分の死後も教育格差をなくしたいって人なんですけど。
その人が作った、海外のフリースクールにボランティアも行きたいんです。
今はそういう目標ができたから、ハッピーに生きてます。
島に来てから失意のどん底まで叩き落されてしまった、ともすぱいらるさん。
しかし今は目標もでき、ハッピーに過ごされているということでよかった!
インタビューまとめ!移住で強制的な変化が起きたことで、人生が開け、大事なことに気づけた
ともすぱいらるさんのお話を聞いて・・・
踏んだり蹴ったりで気の毒なことはたくさんありましたが、「人生ってうまくできているな~」と思いました。

ここに来てから、全部。
20代にしがみついて大事なものを全部失ったけど、本当になんか大事なものに気づけたっていうか。
ホント、愛されてたわ~!みたいな。
つらくてどうしようもないときもあったけど、全部察したみたく、
急に電話きたら、「愛してるよ」って言われたりとか。
ホント今、何にも持ってないし。
何もいらないけど。
精神的には「これが幸せっていうんだ!」みたいな。
ともすぱいらるさんは、全てを失ったことで、精神的な幸せに気づくことができたそうです。
それはまるで・・・
来るべくしてX島に移住したというか。
本当に大事なものに気づくために、必要な出来事が、必要なタイミングで起こっていたように思えます。
そして、辛すぎても人生を放棄せず、やれることをやり続けたから、今のハッピーな状態になれたんじゃないかと思います。
「地獄みたいだった」と冒頭で語っていた、東京での生活から一変。
場所を変え、強制的に起こった変化を乗り越え、人生を模索したから、今の幸せな状態にあるのだと思います。
世の中には、限界に限界を重ねて、自殺をしてしまう人もいます。
限界だ!と感じたら、ともすぱいらるさんのように住む場所を変えてしまうのも手かもしれませんね。
必要なタイミングで、必要なことが起こって、人生がガラッと変わるかも♪

お話を聞かせてくれた、ともすぱいらるさん。
ありがとうございました!