不登校の子供を自由にさせててOK?

不登校で学校に行かなくなって、家で自由に過ごしてばかりいる子供をみると、

「このままで大丈夫なのかな?」

「そろそろ無理にでも学校に行かせた方がいいのかな?」

と、思っちゃいますよね。

うちの子供たちは今、サドベリースクールに通っています。

そこでは勉強も一切してなくて、ゲームしたり、動画を見たり、絵を描いたりと、思い思い自由に過ごしています。

フツーだったら「勉強は?将来は?」と心配になっちゃうところですが、サドベリースクールのスタッフさん的には「これでOK!」だそうです。

どういうことなのでしょうか?

【なぜ、子供は自由に好きなことばかりしていた方がいいのか?】

伊豆サドベリースクールのスタッフである水谷さんに、お話を聞いてみました。

水谷さんの経歴

サラリーマン時代に生きづらさを感じ、「ストレスや悩みの原因になっている信じこみを解放し、本来の自分を取り戻す」という画期的なストレスマネジメント法『RAS(ラス)』に出合う。

その効果に感動し、RASファシリテーターに転身。(RASの詳しい説明はこちら

医療機関と連携してセッションを提供する中、多くの大人の悩みを聞いて、「ストレスの芽は小さい年齢の時に作られること」を強く実感する。

また、当時5歳の長女の登園拒否をきっかけに、「娘がストレスなく自分らしくいられる環境」を作ろうと思い、

夫婦で、静岡県に伊豆サドベリースクールを開校。

スタッフとして日々子供たちと接している。

不登校で自由を謳歌した方がいい!?その理由

今回はお時間を頂戴し、インタビュー形式で質問させてもらいました^^

なぜ好きなことばかりしていた方がいいの?

ネコじゃらしネコじゃらし

サドベリースクールに子供を入学させておいてなんですが、今日はずっと疑問だったことを教えてください!

なぜ好きなことばかりをやっていた方がいいんですか?

水谷さん水谷さん

好きなことばっかやってた方がいいですね。

正確には、好きなことばっかやってた方がいいというか、「人は抑圧されると自分が発揮できない」んですね。

ネコじゃらしネコじゃらし

ほぉ~!なんとなくわかる気がするんですが・・・それは・・・なぜですか?(笑)

水谷さん水谷さん

誰も抑圧されたくないじゃないですか。

誰も、本心は抑圧されたいとは思ってないはずなんですよ。

赤ちゃん、2~3歳頃は、誰でも自由ですよね。

無邪気さゆえに虫を殺したり、何かを傷つけてしまうということはあるけれども、基本的に抑え込まれるのは好きじゃないと思うんですよね。

ネコじゃらしネコじゃらし

うん、うん。たしかに

水谷さん水谷さん

育っていく過程で抑え込まれてしまうと、「抑え込まれた方がラク」っていう錯覚を覚えてしまうかもしれないんですけど。

根本的に本質として、『人は自由な生き物』だと思うんですね。

そもそも人は自由な生き物だからこそ、そのまま育っていった方がいいんじゃないかなと思うんですね。

ネコじゃらしネコじゃらし

ほぉ~!『人は自由な生き物』っていうのは、新しい発想です。

そう思うようになったきっかけとか、理由とかってあるんですか?

水谷さん水谷さん

RAS(ラス)に出会ったのがきっかけでした。

私の親はけっこう厳しかったので。特に父親が。

どうしても「父親に認められる生き方をしなくちゃな」と思ってんですよね。

それが、本来の自分とは違うんだ!と気づいたときに、いろんなものが見えてきた・・・という感じですね。

水谷さん水谷さん

親だけでなく、学校教育の積み重ねも、『本来の自分の生き方』から外れてしまう要因のひとつだったなと気づきました。

本来の自分とズレた生き方っていうのは、ストレスなり体の不調なり、なんらかの形になって表れてくる。

たくさんの方のセッションをしている中で確信したんですね。

なので、人の本質を抑え込むような『親の期待』や『社会』に沿った生き方をするのは、本質的ではないな~と思うようになりました。

自分の本来の生き方ができなくなる原因と学校教育の怖さ

ネコじゃらしネコじゃらし

ここまでをまとめると・・・

  • 本来の自分で生きていないと、ストレスや体の不調につながる
  • 親や学校の積み重ねが「本来の自分の生き方」から遠ざける

ということでしたが、それについて、もう少し詳しく聞かせてもらってもいいですか?

なんとなくわかるんだけど、わからない(笑)です。

水谷さん水谷さん

脳機能の話になっちゃうんですけど、左脳と右脳があるじゃないですか。

左脳は論理的。

右脳は想像力とか、無限の可能性とか、感覚的。

ネコじゃらしネコじゃらし

あ~、聞いたことあります!

水谷さん水谷さん

アメリカの脳科学者に、ジルボルト・テイラーさんという方がいます。

その人は、左脳に脳出血が起こって、右脳だけの状態になったときの体験談を本に書いているんですね。

その人が言ってるんですが、人は右脳だけになると、幸福感しか感じないそうなんですよ。

人と人との境界線がなくなって、肉体感がなくなって、全ての不安やストレスから解放される状態になるんですよ。

ネコじゃらしネコじゃらし

右脳だけの状態だとストレスがなくなるなんて!知りませんでした・・・

水谷さん水谷さん

人は誰でも本来、「ストレスや不安を感じず、幸福感しか感じない機能」を持っているんですね。

ストレスや不安にとらわれない生き方を、誰しもができるんですよ。

それを左脳が、論理的思考をしてしまい、ストレスや不安を生み出します。

思考が、人を苦しめるんですね。

ネコじゃらしネコじゃらし

思考が人を苦しめる・・・?

水谷さん水谷さん

「こうしちゃいけない」とか「こうあるべき」とか。

思考がいろんな制限をかけるんですね。

左脳は、人間社会で生きていく上では必要な機能ではあると思うんですが、強すぎるとブレーキをかけるものなんですね。

なので、左脳の思考が強すぎると、自分らしい生き方を妨げる。

右脳の、感覚的な生き方を妨げるんですね。

右脳の機能が全開になると、人はストレスを感じないと言われています。

ネコじゃらしネコじゃらし

それはすばらしい!

水谷さん水谷さん

「ストレスは一生ついてまわるもの」っていうのが世間一般的な考えかもしれないですけど、そうじゃないです。

人はそもそも、右脳全開で生きたらストレスは感じないです。

「ストレスは成長のために必要」っていう考えもありますけど、本質的には、人はそうじゃないってところが、まず前提としてあるんですね。

ネコじゃらしネコじゃらし

たしかに。ストレスなしで生きていける方がいいですね(笑)

水谷さん水谷さん

赤ちゃんとか子供のころは、誰もが自由に生きていますよね。

だけど、育っていく過程で「こうしちゃいけない」「ああしちゃいけない」といったルール・制限を植え付けられていきます。

それが強いと、左脳の思考が強くなって、ストレスになるんですね。

水谷さん水谷さん

私はRASセッションを通して、いろんな人の悩みを聞いてきましたけど、『楽しく人生生きられたら、それでいい』と思うんですよ。

なので、「好きなことだけしていい」っていうのは、右脳的な、感覚的なところを使うということ。

そうすると、恐怖心や不安やストレスに巻かれずに、自分の力で自分の人生を作っていける力が育つと思っています。

ネコじゃらしネコじゃらし

なるほど~

水谷さん水谷さん

たとえば学校とか、決められたルール・制限がある場所にいるとする。

「何年生でこれを覚えなきゃいけない」とか、「集団に合わせた行動をしなきゃいけない」とか、そういうのが個性をつぶしてしまいます。

学校的なやり方が、知らず知らずに、制限がかかって、右脳がマヒしちゃうんですね。感覚が。

ネコじゃらしネコじゃらし

そう言われてみれば、学校では制限が多いですね。自分の気持ちより、集団を乱さないことを優先させられた気がします。

水谷さん水谷さん

親から「こういう子に育ってほしい」、もしくは学校から「こういういい子でいなさい」みたいなことを、子供は言われますよね。

たしかにそれは、集団生活をする上で必要なことかもしれないけど、自分がわからなくなってしまうという問題があります。

自分がわからなくなる、というか、自分の右脳の感覚がわからなくなる。

ネコじゃらしネコじゃらし

うんうん。自分の経験を通しても、それはその通りだと思います。

水谷さん水谷さん

左脳も適切に使えばいいと思うんですけど、多くの人がやっぱり、「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」っていうのに囚われちゃうんですよね。

しかし、「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」っていうのは、時代背景によって変わるものなので、その人の本質ではないですよね。

ネコじゃらしネコじゃらし

たしかに!

水谷さん水谷さん

左脳的なもの、守るべきルールなどは、所属する会社とか環境に応じて合わせていけばいいもの。

本質を大事にした方がいいと思うんですよね。

ここまでのまとめ
  • 左脳の思考がストレスや不安を生み出し、人を苦しめる
  • 右脳全開になれば、人は幸福
  • 人の成長にストレスは不要
  • 親の期待や学校生活など、「こうしなければいけない」の環境にいると右脳がマヒしてしまう。左脳が強くなって自分らしい生き方ができなくなる
  • 左脳は社会で生きていく上で必要ではあるが、本質を大事にして、ルールなどは環境に合わせていけばいい

「本質を生きた方がいい」というけれど・・・それってただの自分勝手にならない?

ネコじゃらしネコじゃらし

たぶん、みんな本質を生きたいと思うんですよ。

だけど、本質を生きることに怖さや不安があるから、本質を生きることを遠ざけてしまう気がします。

自分の好きなことばかりする、感覚で生きるっていう方が幸せなのはわかる。

わかるんだけど・・・

それって、ただの自分勝手になるような気がしてしまいます。

そこがみんな気になってブレーキがかかると思うんですよね。

水谷さん水谷さん

あ~!そうですよね。

よく言われるのが、「我慢が必要じゃないか?」っていう話。

ネコじゃらしネコじゃらし

うん、そうそう

水谷さん水谷さん

サドベリースクールって自由じゃないですか。

で。

あまりにも自由すぎると、逆に自分を律しないといけなくなるんですよね。

自由には責任が伴うので、別に無法地帯じゃないわけですよ。

日本には法律もあるし、サドベリースクールにはスクールで決めたルールもあります。

ネコじゃらしネコじゃらし

たしかに!自由すぎると自分を律する必要が出てきますね(笑)

水谷さん水谷さん

「自由の中で、自分を保たなきゃいけない」ってところで。

自由だから我慢ができなくなるってわけではないですね。

「自由だと我慢ができなくなる」っていう考えの人は、自由を知らない人です。

ネコじゃらしネコじゃらし

ああ~!

私も含め、多くの大人は自由を知らないからこそ、自由への不安がある気がします^^;

水谷さん水谷さん

自分を律することができるから、自分のやりたい人生を歩む上で、たとえば組織に属す必要があったら、そのルールに従うことができます。

それはもちろん、「自分がそうしたい!」っていう動機があるからです。

ここまでのまとめ
  • 自由だと逆に自分を律するようになる
  • 社会に出ても、「こうしたい!」という動機の元の行動であれば、組織のルールにも順応できる
  • 自由だと我慢できないのでは?と思う人は、自由を知らないだけ

好きなことしてたらお金はついてくる?自由人=貧乏なイメージがw

ネコじゃらしネコじゃらし

自由にしてても、自分勝手になるわけじゃないのはわかりました。

だけど、親としてはまだ心配があって・・・

自由人って貧乏なイメージが(笑)

「楽しければ飯を食っていけますか?」っていうのもあります。

水谷さん水谷さん

じゃあ、お金について話していきましょう。

お金の不安ってけっこう、根深いじゃないですか。

ネコじゃらしネコじゃらし

はい

水谷さん水谷さん

うまく言えるかわかんないんですけど、結局・・・

自分が発したものが返ってくるんですよ。

目に見えない世界の話になっちゃうんですけど、お金って一種のエネルギーなんですよ。

「自分の与えたものが返ってくる」っていう仕組みになってるんですよ。

根拠は?って聞かれると、量子力学とかスピリチュアルの話になっちゃうんですけど・・・

ちょっとぶっ飛びすぎてるんで、おいといて(笑)

水谷さん水谷さん

行動の動機が大事なんですよね。

どんな動機で行動するのか?

不安や恐れをもとに行動をすればするほど、不安や恐れが跳ね返ってくるんですよ。

たとえばですけど。

「お金がほしいから」っていう理由で行動をすると、「お金がほしい」っていう結果になります。

ネコじゃらしネコじゃらし

ああ~!なんかわかるかも!

「あと5万あったら生活ラクになるのに」って思ってたのに、実際にお金入ってきても生活が苦しいままだったりする(笑)

水谷さん水谷さん

そうそう。

不安や恐れから行動しても、ストレスからは抜け出せないんですよ。

「人に認められたいから」って動機で、勉強したり、進学先を選んだり、就職先を選んだりしても、

「認められたい(認めてもらえない)」っていう結果が待ってるんですよ。

世間体・親に認められたい!っていう気持ちで選んでも、認められないっていう現実になるんですね。

ネコじゃらしネコじゃらし

ああ・・・報われなくて悲しすぎる(泣)

水谷さん水谷さん

行動の動機をどこにおくか?

これが、けっこう大事になってきます。

「楽しいから」「興味があるから」「ワクワクするから」っていう動機で行動すれば、

「楽しい・ワクワク」っていう結果が生まれるんですよ。

結果がどういう形であれ、そういうエネルギーで動いているので。

だから、「楽しい・ワクワク・好奇心」のエネルギーで動くことが、人生を豊かにする上で、

大事だと思ってます。

ここまでのまとめ
  • この世には「自分が発したものが返ってくる」という仕組みがある
  • なぜそれをするのか?の行動の動機が大事
  • 世間体や親を気にしての選択は、よい結果にならない
  • 「楽しい・ワクワク・好奇心」のエネルギーで行動をすることが人生を豊かにする
  • よって、自由に生きてお金持ちになれるか?は未知だけれでも、満たされない結果にはならない

※水谷さんが教えてくれた「ポジティブな動機がポジティブな結果を生む」についての詳しい説明は、このサイトがわかりやすかったです。

【結論】不登校の子供は自由にさせておいてOK!というか好きなことをやらせた方がいい

ルール・制限がある環境にいると、左脳の思考が強くなり、ストレスや「自分失くし」の原因になります。

逆に、自由すぎる環境でいれば、勝手に自分を律するようになるし、

右脳的な感覚が育つため、ストレスから解放されて幸福な人生を歩むことができます。

楽しいことを続けることで、より豊かになっていくってことですね。

今回、私は水谷さんのお話を聞いて、世の中で常識とされていることとは正反対でビックリでした。

しかし、それはそうだろうなぁ~とも思っていて、私はビジネス塾なんかも参加したりするのですが、やっぱり成功者は常識と逆のことをされていたりします。

たとえば・・・

すごい経営者ほど、目に見えない世界やスピリチュアルについて学んでいたりするし、

スキルや技術よりも、マインドセットを重要視したりしていますね。

【自分の状態を整えること】に気をつかっているなぁ~と思っています。

結局のところ、人生において大事なことは、「いかに自分が幸福を感じられる状態にしておくか?」なのかもしれません。

努力・忍耐がなくても、幸福な人生が歩めるなら、ダンゼンそっちの方がいい。

私はそう思います。

なので、不登校で自由にしている子供をみると心配になるかもしれませんが、そのまま自由にしておくのがいいかもしれませんね。

水谷さんは、不登校の子供を見守る上で、以下のことに気を付けてほしいと言っていました。

水谷さん水谷さん

子供に対して「こうしてほしいな」「こうなってくれたらいいな」という期待を手放してください。

私もそうですが、親としての願いは『子供が幸せに、イキイキと生きてくれること』。

ストレス・不安だらけの人生は生きてほしくないですよね。

だからこそ、学校に行かずに自由を謳歌している子供さんのことは、あたたかい気持ちで見守れると、結果的によいことになるかもしれません^^