サドベリースクールに通ってる子供の親の考え方

サドベリースクールって、子供を通わせるのにいろんな葛藤がありますよね。

我が家は、小4・小2・6歳双子の4人の子供がサドベリースクールに通っていますが、入学する際には、いろいろと考えることがありました。

『学校に行く⇒就職』という、お決まりコースから外れる不安。

周りから非常識だと思われる恐怖。

「本当にこの道でいいだろうか?」という心配。

いろんなことが押し寄せてきました。

子供は「ここに通いたい」というし、その意思を尊重してあげたいのに、親の私がついていけない・・・

そんな苦悩の時期がありました。

この記事では、「そんな私が苦悩の果てにたどり着いた、親としての考え」を書いていきます。

サドベリースクールに入学して半年たって子供たちの様子を見て思ったことだったり、本を読んだり、スタッフさんと話して固まった、私の考え・・・ですね。

あくまでも私の個人的な考えですが、なにか参考になれば幸いです^^

サドベリースクールに子供を通わせてる親はどんな考え?我が家の場合

子供たちがサドベリースクールに入学して、半年ほどたって、私の今の考えはこんな感じです。

子供にとっての幸せは親が決めるものでない。子供は「やりたいことをやる」が幸せ

うちの子供たちの中で、一番最初にサドベリースクールに入学したのは、小2の次男でした。

きっかけは、「小学校に行きたくない」という、不登校の兆し。

学校に行きたくない理由をきいたところ、彼は「自分のやりたいことしかやりたくない」という信念があることがわかりました。

私は最初、そんな次男の言ってることがわからなくて、

「いやいや!やりたくないことでも、みんなと同じようにやったらいいんじゃないの?」

と思ったし、そういうアドバイスをしてたんですね。

だけど、次男は曲がらない(笑)

「やりたくないことはやりたくない」を貫き通しました。

私はすっかり困り果て・・・

知人に相談したところ、

「彼みたいな子供はサドベリースクールが合ってる」

と教えてもらったのが、サドベリースクールとの出会いでした。

 

それから実際にサドベリースクールを見学して、体験入学して・・・という流れの中で、

私は「子供にとっての幸せとは何か?」をすっごく考えさせらたんです。

 

私は「周りの人とうまくやる」ことこそが大事だと思っていて、少しぐらい自分が我慢しても、それでその場が和やかになるのであれば、いいことだと思っていました。

だけど、それって本当に正しいのかな?

「やりたくないことはやりたくない」って自分に素直な次男は、とても素晴らしいのではないか?

そう、自分自身の考えに疑いを持つようになりました。

 

また、サドベリースクールの先輩ママと話したときに、

「子供の人生なんだから子供が決めたらいい」

っていう器の大きな姿勢をみて、自分の小ささを知ったんですね。

私って、周りから「いいお母さんだね」って言われたいがために、子供に「いい子になってほしい」と思ってなかった?

みんなと仲良く、テストの点数もいい子を求めてなかった?

そんな自分の醜さと対面することになりました。

 

そして、この本に出合ったことが、私の考えをガラッと変えてくれました↓

見守るだけで、子どもは育つ

 

私が強く影響を受けた部分を抜粋しますね。

やりたいことをやっているとき、人は必ず幸せです。

ですので、あなたが子どもの幸せを願うのであれば、子どもがほんとうにやりたいようにやらせてあげるのがその道なのです。

今は、お父さんもお母さんも守ってあげるから思いっきりやってみなさい。

失敗しても大丈夫なんだよ、とにかく大好きなことをやりなさい。

いちばん好きなものを選びなさい。

したいことをしなさい、と言ってあげることです。

見守るだけで、子どもは育つ』より

この部分を読んだときに、ハッとしたんです。

私は厳しい家庭で育ったんですが、子供の時に親に対して思っていたことがそのまま書かれていたから。

「私の人生なのに、なんでお父さん・お母さんは『こういう子しか認めない』とコントロールしようとするの?」

「私はあんたたちの奴隷じゃない!」

そんな風に親に対して怒っていたときの自分を思い出し、今の自分が親と同じことをしていることに気付き・・・

「学校に行って就職することが幸せ」なんて、親の私が勝手に、子供の幸せを決めていいわけがない。

子供の人生なんだから、私は黙って見守ろう。

私にはそれしかできないし、それしかすべきでない。

・・・そんな風に考えるようになりました。

やりたいこと・好きなことをやっているときこそ爆発的な力が出る

これは私の経験ですが、人って「好きなこと・やりたいことをやってる時が最強」だと思います。

実は私。

個人事業主で、職業はブロガーです(笑)

(ブログが職業になるかはわかりませんが、一応お金を頂けているのでそういうことにしておきますww)

で!

今は副業ブームで、ブログでお金を稼ぎたい人って、たーくさんいるんですけどね。

ブログ塾とか入ってましたけど、主婦からサラリーマン、学生さんやリストラされたおじさままで、いろんな人がいます。

ブログ塾に入るとき、「意気込み」を自己紹介として書かされるのですが、そこにはこういう言葉が並びます。

「もうすぐ生まれる子供と嫁さんのために、経済的な余裕がほしいです!」

「子供の学費のために、稼ぎたいです!」

「上司のパワハラがつらいので、副業で成功して脱サラします!」

「借金がふくらみ、もう後がないです!」

・・・などなど。

みんな素晴らしい意気込みだし、これだけモチベーションが高いのであれば、きっとやり遂げる・・・と、思うでしょ?

しかし、今述べた意気込みを述べるような人たちほど、割とすぐに消えていきます(笑)

やるだけやったとかじゃないですよ?

ブログで稼げるようになる、まず最低限のステップとして「100記事書く」っていうのがあるんですけどね、それを達成する前にいなくなるんです。

100記事なんて程遠い。

1記事書いてサヨナラとか、書くことすらしないで終わる人も多いかな。

だから、お金ほしい!っていいながら、お金だけ払って消えていく人が多いんですよね。

 

なぜ、彼らは挫折してしまうのか?

 

これは何にでもいえることでですが、「稼ぐ」って簡単じゃないです。

たかがブログ。されどブログ。

だいたい2000文字~3000文字の文章を書くっていうのは、意外と大変です^^;

しかも、1記事に対して3時間かかったとしても、お金がもらえるわけではない。

将来、お金が発生する可能性はあるけれども、「結果的に稼げるかどうかわからない」中で文章を書き続けるっていうのは、そうとうな精神力が必要です。

だから、どんなに崇高な目的があったとしても、ほとんどが挫折していきます。

しかし!

そんな中でも生き残る人がいます。

成果が出るまで続けられる人たちがいます。

どんな人たちか?

それは・・・

 

『ブログを書くこと自体が好きなこと・やりたいこと』な人たち。

文章を書くのが好き!

もしくは、ブログを通して好きなことを伝えたい!

そんな人たちは、多少つらくてもあきらめません。

文章を書くのが必要なことであるなら、書きます。

書き続けます。

講師に「しっかりやれ!」と言われなくても勉強します。

むしろ、講師をとっつかまえて質問攻めにしたり、「どうすればもっとたくさんの人にブログを見てもらえるか?」という思考錯誤を怠りません。

そういう人たちは強いです。

半年、1年、2年・・・と結果が出ない、長く辛いトンネルも抜けて、成果を出すまで続けます。

『好きなこと・やりたいこと』をやっている人間は、本当に強いです。

自主勉、思考錯誤もお茶の子さいさい。

「稼ぐため」と嫌々やっている人たちは、『好きなこと・やりたいこと』をやってる人たちには絶対に敵いません。

だからこそ私は、

「うちの子供たちは、やりたいことやってくれていたらそれでいい。そっちの方が学歴なんて関係なく、爆発的な力が出る。」

と思っていますね。

まとめ!“本当の”子供の幸せを考えたらサドベリースクールだった

サドベリースクールに通う子供の親として、私が考えていることは以下の2つです。

 

  • 子供にとっての幸せは親が決めるものでない。子供は「やりたいことをやる」が幸せ
  • やりたいこと・好きなことをやっているときこそ爆発的な力が出る

 

だからこそ、サドベリースクールに通っている子供たちを安心して守ることができています。

もちろん、この考えがまとまるまでには、葛藤がありましたよ。

精神的に不安定なときもあった。

ご近所の目が気になるときもあった。

だけど、実際にサドベリースクールに子供が入って、その変化を見て、自分自身も本を読んで勉強して、考えて・・・

そういうのを繰り返していくうちに、私なりの考えがまとまったと思います。

そして、ブレなくなったかな。

「子供を100%信用する」っていうのは、最初は本当に難しかった。

つい半年前まで、そんなこと考えたこともなかった。

だけど、子供の不登校を通して状況が一気に変わって、いろんな体験をする中で成長して。

やっと、サドベリースクールの方針に賛成できてきたかな・・・と思います。

サドベリースクールは、本当に奥が深い。

「わかろう」として、自分を変える決意がないと、理解できない。

だからこそ、サドベリースクールは面白いな、と思ったりします^^

この記事では、私個人の意見を述べさせていただきましたが、参考になれば幸いです♪