
子供が不登校になったとき、祖父母に理解を求めるのは難しいですよね。
我が家は子供が4人とも完全不登校なんですが(笑)、一番はじめ・・・・
小2の次男が不登校になったときは、祖父母からいろんなことを言われました。
私が、
「学校に行きたくないなら行かなくていいと思う。学校はこの子が行きたいと思わない限り行かせないし、近所のサドベリースクールに入学させることにした」
と言ったら、
「学校は行くものだぞ!義務教育だ。何を考えてるんだ!」
「法律違反よ!犯罪よ!犯罪!」
と、祖父母から猛攻撃を受けました^^;
そんな我が家は、祖父母に対してどんな対処をしたのか?
どうやって理解してもらったのか?
書いていきますので、参考になれば幸いです^^
不登校に反対!祖父母の理解がないときはどうすればいい?我が家の対処法
祖父母に不登校を認めてもらうまでには、いろいろと修羅場もありました。
しかし、我が家の対応はこんな感じでした↓
祖父母の理解は・・・なくてもOK!子供を守ることに全力をつくす
我が家の場合は、はじめから祖父母に理解してもらおうとは思っていませんでした。
まぁ、夫の両親はうるさく言わない人たちでよかったんですが、私の両親は口うるさい性質でして。
とくに、祖父の方が口うるさくて厳しい。
逆らえば怒鳴ったり殴ったりして相手に言うことを聞かせるタイプです。
いわゆる昭和の頑固親父で、頭が固い・・・
なので、子供が「学校に行きたくない」といっている段階でも、私は祖父母に相談することはなかったし、学校に行かずにサドベリースクールに行くことも、とくに話す気はありませんでした。
「バレなきゃいっか~」って思ってました。
しかし!
当時5歳の双子から、次男が学校に行ってないことが漏れてしまいます。
さすがに子供の口は塞ぎきれなかった(汗)
そしたらまぁ~、冒頭の猛攻撃だったわけです。
「学校は行くものだぞ!義務教育だ。何を考えてるんだ!」
「法律違反よ!犯罪よ!犯罪!」
このとき、みんなで回転寿司を食べてたんですけどね。
お会計後に駐車場で、人目もはばからず罵倒されましたよ・・・orz
まぁ、バレてしまったものはしょうがない。
祖父母は、
「やっぱり学校に行かないといけないと思うぞ」
「(学校に行かせるために)できることは協力するから・・・」
と、なんだかんだ言ってましたが、私は
「別に次男のことを恥とか情けないとか思ってない。学校に行きたくないなら、学校に行かなくてもいい子育てに切り替えればいいだけだと思ってるよ」
と言い放ちました。
この辺は、少しでも弱気な態度を見せたら付け込まれると思っていたので(笑)、けっこう頑張って気丈にふるまいましたね。
その日は、祖父母は大人しく帰っていきます。
予想どおりの反応。
「やっぱり、あの人たちに理解できるわけないか・・・」というのが、私の感想でした。
まぁ正直に言えば、「ウザいな」って思ってましたね^^;
年長者だからといって、いつでも正しいわけではない。
自分たちの意見を一方的に押し付けていいわけではない。
なにより、「学校に行きたくない」といった子供の気持ちに少しも寄り添う雰囲気がなかった。
なので、私としては「いかにして祖父母と距離をおくか?」の方が課題だなぁ~と思ったんですね。
だって、子供がかわいそうじゃん。
自分のせいで、親が祖父母から責められてるのみたらさ、責任感じるかもしれないし、行きたくない学校に無理に行かなきゃいけないと思うかもしれない。
子供の居場所をなくすことだけはしたくなかった。
なので、【祖父母と距離を置く】作戦に出ようと思ったのですが・・・
祖父母のほうが放っといてくれない!!!
突然、電話が来まして、「話がある。明日行く!」といって、祖父が単身のりこんできました。
名目は「みんなでご飯食べよう」とのことで、近くのファミレスに行ったわけですが、話はやっぱり不登校についてでした。
「あれから考えたけど、やっぱり学校は行くべきだ!」
「親がそんな甘い考えでどうするんだ?あっ?」
威圧的な態度で、私たちを従わせようとしてきました。
これには、したでに出ていた夫もブチ切れww
そばにいた私が「うわ~、めっちゃ怒ってる(汗)」と感じるほど。
しかし夫は、そこでグッと堪えて、「僕はそう思いません」と言ってくれました。
私も「ここで負けたらダメだ!」と思い、こう言いました。
「私たちは何も、子供がどうにでもなれ!と思って、この選択をしたわけじゃない。」
「お父さんたちが、子供の幸せを願って子育てをしてくれたように、私たちも子供の幸せを願って、この道を選んだんだよ。」
「理解できないかもしれないけど、信じて見守ってほしい」
そう伝え、私が読んでいた不登校関連の本を手渡しました。
まぁ、どうせ読まないだろうけれども、私の言葉が伝わらない以上、本に説得を任せるしかないなぁと思ったので。
祖父は「全然理解できない・・・」と言いながらお会計をし、本を持って、さっさと帰っていきました。
祖父母の態度がかわったきかっけ!祖父が自発的に本を読んだこと
不登校に対して全くの理解がない祖父母でしたが、ある日を境に態度がコロッと変わります。
彼らなりに何か思うところがあったらしく、私が渡した本とは別の、『明るい不登校』という本を読んだようです。
そしたら、
「学校に行きたくないのに行かされ続けた子供が自殺している」
「子供の命を守るために不登校を認めよう」
といった内容で。
祖父は、孫の命が最優先と感じたようです。
次に我が家に訪問してきたときには、「言いすぎて悪かった」と謝ってきました。
まぁ、夫はブチ切れだったので、まだまだ許せないそうですがww
こうして、祖父母からの登校圧力はなくなりました。
次男のあとに長男が不登校になったときも、「そうか」で終わりましたね。
しかし・・・
「できれば学校に行ってほしい」という気持ちは消えないようです。
勉強はいつするんだ?
それで大丈夫なのか?
とかは、聞いてきますね。
その辺のことは、まだまだ私も勉強中ですが。
その後の祖父母の反応としては、【不登校でも明るく楽しく、恥じることなく生きている私たち】をみて、少しずつ価値観が変わってきているのかな?とは思ってます。
まぁ、「授業も時間割もなしで、一日中遊んでるだけで生きる力が身につく」っていう、サドベリースクールの考え方を理解することは、祖父母にはかなり厳しい話でしょう^^;
理解できずとも、こうやって見守り続けてくれればいいかなぁ~と思います。
もし再度「学校に行け!」ということがあれば、そのときは遠慮なく距離を置くつもりでもいます。
我が家にとって子供が最優先ですし、私や子供の人生をとコントロールしようとしてくる存在には、近くにいてほしくないですからね^^;
実の親なのに、そんな冷たい態度をとっていいのか?
そんな葛藤もありますが、守るべきは子供ですからね。
あとぶっちゃけ、口うるさいのがそばにいるのはウザい!!(笑)
まとめ!不登校に理解がない祖父母のことは説得しようと思わない方がいい
学校に行くのが当たり前の世界で生きてきた祖父母に、不登校を理解してもらうとするのは、無理があります。
「わかってほしい」
「認めてほしい」
と思えば思うほど、うまくいかないもんです。
祖父母の方も、「わかってほしい」と思ってますから、そりゃ、正面からぶつかって泥沼になります^^;
なので、「わかってもらえなくてもいいや~」っていう気持ちでいるのがポイントだと思います。
祖父母は、自分たちの意見を聞かせたい、従順な子供(この場合はパパとママ)でいてほしいと思っていたりします。
しかし、子供の反抗期と同じように、「どんなに言うことを聞かせようとしても無理だ」とあきらめてもらえば、こちらの勝ちです。
「もう、こいつらは何を言っても聞かないな・・・」
そんな風にあきらめてもらえるまで、こちらの主張を貫きましょう。
そして、不登校でも楽しく明るく生きてる姿を見せましょう。
学校に行っても行かなくても、「人生楽しく生きられるよ~!問題ないよ~!」と見せつければいいだけです。
私は子供が不登校になったとき、「うちの子、不登校ですがなにか?」と、堂々とした態度をとるようにしていました。
そうすれば、周りは放っておかざるを得ないからです(笑)
なので、祖父母の理解なんて不要。
生まれてきた時代も違うし、「学校に行きたくない」という子供の気持ちなんて、祖父母には理解しようがありません。
無理に説得しようとするだけ泥沼ですから、「わかってもらえなくてもいいや~」と割り切って、堂々とした態度で接しましょう^^
もしくは、距離を置いちゃいましょう。
祖父母だから・・・といって、ご機嫌をとらなきゃいけないわけじゃない。
無理に従わなきゃいけないなんてことはない。
私たちは、年長者の奴隷ではないのですから。
嫌なことは嫌!
理解できないなら、理解してもらえなくてOK!
そんなスタンスでいると、無駄な争いをしなくていいし、子供も安心できると思いますよ♪