
どうして不登校になるのでしょうか?
また、不登校はどうやって解決したらいいのでしょうか?
ある日突然、「学校に行きたくない」と言われると、不安になってしまいますよね。
私も、小2の次男から「行きたくない」と言われたときには、どうしたらいいのかわからなくて。。。困ってしまいました(汗)
いろいろとあった末。小学4年生のお兄ちゃん、6歳の双子も不登校(園)になりましたが、我が家の子供たちは今、元気に明るく過ごしています。
この記事では、我が家の子供たちの「不登校の原因」と「その解決策」を書いていきます。
我が家と同じように、不登校という先の見えない暗闇で悩んでいる方の参考になれば、幸いです^^
不登校の原因とは?我が家の子供たちの場合(小学4年生・2年生・幼稚園年長)
不登校の原因は、子供それぞれでした。
小学2年生の次男のケース!本人の性格と人間関係
一番はじめに不登校になったのは、8歳の次男でした。
時期は、小2の5月ごろ。
体は元気そうなのに「学校休んでもいい?」という言葉が出るようになり、理由を尋ねたところ・・・
「さびしい」と。
休み時間に遊ぶお友達がいないとのことでした。
1年生のときに仲良しだったお友達とは、クラス替えで離ればなれになっていました。
しかも、よくよく話を聞いてみると、「遊びに誘ってくれるお友達はいるのだけれども、それが自分のやりたいことではない」ということ。
自分から一人を選んでいるようなところもありました。
私は、「さびしいならお友達に合わせて、自分のやりたくない遊びでもやってみたら?楽しいかもよ?」とアドバイスをしましたが・・・
次男はかたくなに「やりたくないことはやりたくない!」と自分の信念を通して、お友達とは遊べず。
「さびしい」「学校に行きたくない」を毎日のように言っていました。
私も困り果てたので、週1回、学校を休む日を作って、親子ででかけたりしました。
少しでも次男の「さびしい」を埋めてあげたかったし、人間関係はこれからもついて回る問題なので、乗り越えてほしかったんですね。
しかし・・・
とうとう、次男のストレスはMAXに達し、体に異常が現れるように。
家にいるときも、学校にいるときも、常に口に何かを入れていないと落ち着かない様子。
家にいるときは、ペットボトルのキャップや小さいお菓子の袋を口に入れていたり。
学校では授業中に、ノートをちぎって食べたりするようになりました。(授業参観で判明)
「この子はもう限界だ・・・」
そう感じたので、母親からのストップという形で、不登校になりました。
幼稚園年長の双子のケース!先生が怖い
次男の次は、幼稚園に通う双子(女)でした。
けっこう人懐っこい子たちで、園児にも人気な様子。
お友達関係は良好でした。
しかしもともと、「幼稚園に行きたくない!」が週1くらいのペースでありました。
幼稚園児特有の甘えというか、「ママと離れたくない~」という感じだったので、特に気にしてはいませんでしたが・・・
次男が学校に行かなくなったことで、双子の中でいろいろと爆発したようです。
「幼稚園に行きたくない~!!」のぐずりがひどくなり、ほとほと疲れたので、「なんで行きたくないの?」と聞いてみたんですね。
まだうまく自分の気持ちを言葉にできないみたいだったので、「遊ぶ友達がいないの?」「仲間外れにされたりしてるの?」と聞いていくと・・・
「先生が怖い。それが嫌なの」と。
どうやら、幼稚園の先生すべてが怖いわけではなく、ある一人の先生が怖いと。
「どういうところが怖いの?」と聞いてみたのですが、それ以上はうまく言葉にできないようでした。
双子は「行きたくない!」がどうしようもなかったので、幼稚園を休むようになりました。
後日、手続きの関係で幼稚園に行ったときに、「先生が怖い」の意味がわかりました。
その先生は、「子供たちにしっかりしてほしい!」という気持ちが強く、子供が大人しくしていないとすぐに怒っていました。
怒鳴ることも頻繁にあるよう・・・^^;
「あ~、これは子供にとって地獄だな」と感じましたね。
小学4年生の長男のケース!劣等感から評価の世界に疲れる
最後に不登校になったのは長男でした。
他の兄弟がどんどん不登校になっていく中でも、彼だけは「学校に行く!」といって、もくもくと通っていました。
しかし、ある日。
学校に帰ってくるなり、ランドセルを投げ出して、
「うわ~!もういやだ~!死にたい!」
と泣き叫びました。
その原因を訪ねてみると、長男は「人より劣っていること」にとても敏感で、学校に行くと自分のダメなところばかりに目が行く・・・と。
- 足が遅いこと
- 授業を聞いてもわからないこと
- 友達が10分で終わる宿題が自分は1時間かかること
- 図工の時間に、釘が上手に打てなくて友達にバカにされたこと
長男にとって、学校は自分のダメなところばかり見せられる、地獄の空間でした。
長男の思考の癖は、私も把握していました。
「そんなの気にしなくていいよ~」と普段からアドバイスしていたのですが、それもストレスに感じていたようです。
夜ねるときは、「明日が来ませんように」と祈りながら眠っていた・・・
そんな衝撃の告白もされました。
「つらいなら、もっと早く言ってくれればよかったのに・・・」と長男にいうと、「学校にいかないと将来ダメ人間になるから・・・」と言ってました。
とはいえ、母親の私からみて、「一時的にでも学校から距離を置いた方がいいな~」と思ったので、担任の先生にお話をして、学校を休ませるように。
そこから自然と不登校・・・という感じですね。
こんな感じで、我が家の子供は四人とも、登校(園)拒否となりました(笑)
しかし、肝心なのは不登校になった後!
どんな対策をとればいいのでしょう?
我が家の解決策をお伝えしていきますね。
不登校の解決策!常識外れだけど効果抜群だったのはコレでした
はじめに言っておきますが、我が家がとった対策はフツーじゃないです。
常識外れです。
だけど、解決策としてはよかったと思います。親も子供も、笑顔でいますから。
では、我が家はどんな風に不登校を解決したのか?
ぶっとんでますが、割と真理だと思うので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います^^
我が家の解決策!学校に行かなくていい子育てに切り替えた
結論からいうと、我が家は、「学校に行かなくていい子育て」に切り替えることにしました。
「学校に行きたくない!」と言っている子供を、無理に連れていくのは至難の技です。
しかも、我が家の小学生たちは、二人とも精神的に弱っていましたから。
「学校に行かなきゃ!」という常識から離れて、他の道を選ぶことにしました。
学校にいかなくても、将来が明るいのであれば、問題ないんじゃないか・・・と(笑)
今は、うちの子供たちは4人とも、【サドベリースクール】というフリースクールに通っています。
そこで毎日、自分のやりたいように、自由に過ごしてます。
勉強は・・・ぜーんぜんしてません^^;
だけど、サドベリー式では、これでいい。
好きなこと、やりたいことをやっていたら、人生問題ない・・・とのこと。
(※この辺の詳しい話は、別記事で解説してくれてます)
まぁ、将来の不安が全くないといえば嘘になるけれど、とにかく、子供たちが活き活きと楽しく過ごしてくれていればいいなぁ~と思います。
小学生の兄弟も今は、体の異常や、「死にたい~!」は収まっています。
どんどんチャレンジできる!
やりたいことはやり抜く!
そんな、“本当の生きる力”が、サドベリースクールで身についてくれたらいいなぁ~と思います。
というわけで!
我が家は「学校に行かなくていい子育てに切り替える」ことで、不登校を解決しました。
もちろん、この選択肢に切り替えるまでには、
「義務教育は受けなければならない!」
「学校に行かないと将来大変なことに・・・」
といった常識を乗り超える必要がありましたが^^;
だけど乗り越えたら、「なんで不登校で悩んでたんだろう?学校に行くとかどーでもいいことなのに」と本気で思うようになりました。
本当です(笑)
それくらい、子供たちが「どう感じてるか?」が大事だな~と思います。
不登校の掲示板なんかをみると、とても心が痛みます。
親は、子供の将来を心配して、学校に行くようにすすめます。
不登校の子供だって、親を悲しませたいわけでもなく、「どうして私はいけないの!?」と悩んでいます。
お互い、「どうしてわかってくれないの!?」の繰り返しで、お互いにお互いを愛せなくなってしまいます。
「学校に行かせたい親」と、「学校に行きたくない子供」のバトルなんて、不毛すぎますよね。
ただの傷つけあいです。
そんなのいやだなぁ~と思ったので、我が家は、「学校に行かない第3の道」を選ぶことにしました^^
まとめ!不登校の原因は子供それぞれで、我が家の解決策は常識外れでした
我が家の子供たちの不登校の原因は・・・
- 本人の性格の問題でクラスで孤立
- 先生が怖かった
- 劣等感から評価を気にしすぎて疲れた
でした。
たった1つの家庭でしたが、子供たちはそれぞれ、不登校(園)のきっかけは違います。
また、うちの子たちはたまたま、学校が嫌な理由を話すことができましたが、中には「なんとなく」という子もいるようです。
子供それぞれ、感じること、ひっかかることは違うのでしょうね。
そして!
不登校の対応はご家庭ごとに異なるとは思いますが、我が家の場合は、【サドベリースクール】でした。
これは私が悩んでいたときに、相談した人が教えてくれた手段です。
サドベリースクールは認知度がまだ低いうえに、ある場所も限られているのですが。
本当にたまたま、通える範囲に存在していたので、ためしに行ってみた感じですね。
そしたら、親子ともども、気に入っちゃって♪
次男に至っては、体験初日の段階で「ここに通う!」って決めてましたね。
「学校に行きなさい!」とバトルすることもなく、毎日子供たちがご機嫌で、不登校のくせに(笑)、楽しく生きていたりします。
ぶっとんだ選択肢ではありますが、
「学校に行きなさいバトルに、もう疲れた・・・」
「悩みすぎて苦しい・・・」
という人は、『学校に行かない第3の道』も検討してみるのもアリなんじゃないかと思いますよ^^