7.不登校への周りの目が気になる。常識から外れる恐怖

 

校長室での話合いで、私のメンタルはけっこうやられていました。

  • 「学校に行かなくてもいい」と次男の不登校を認めるということ
  • サドベリースクールに通わせるということ

これらがこんなにも、他人から「常識外れの目」で見られるのか・・・?

ある程度の非難は想像していたけれども、実際に非難されてみると、精神的にきついものがありました。

 

学校の校長先生もああ思っていたし、ご近所さんからも同じような目で見られるのだろうか?

「あそこの奥さん、キチガイね」とか思われるのだろうか?

せっかく買った持ち家で、ご近所さんとは仲良くしたいと思っていたけれど・・・

嫌われたらどうしよう。

「みんなと違う道を進む」って、怖いっ・・・!!

 

「次男はサドベリースクールに通うのが一番いい」と頭ではわかっているものの、常識とは別の選択をすることが、たまらなく心細くて。

自分の選択に自信が持てなくて。

不安で押しつぶされそうになりました。

 

夏休み中も、学校からの連絡はありました。

「またお話できませんか?」

校長先生から。

また精神的にきつい「尋問」を受けるのかと思うと、胃がギュッと痛くなりました。

別に学校と喧嘩をしたいわけではない。

ただ、うちの子が一番輝く道を選択したいだけ。

そっとしておいてほしい。。。

正直に言えばそんな気持ちでした。

 

だけど、逃げることはできません。

 

ここで私が折れてしまったら、次男はまた暗い顔をして学校に行かなければならないのです。

授業中にノートをちぎって食べたり、一日中、口に何かを入れていなければならないほど、ストレスまみれの毎日を送らなければならなくなるのです。

 

私は「変わる」と決めたじゃないか。

8歳の子供が、必死に「自分というものが消されないように」一人で戦ってきた。

今度は私が戦う番だ。

もう、「人の顔色を伺って、みんなに合わせて、自分を守る」のはやめよう。

私は、クレイジーでキチガイな母親でいい。

今度こそ矢面に立って、子供を守ろう。。。

 

そう決心しました。

 

そして夏休みの最後に臨んだ、校長との面談--

このときは、教育委員会の人も来ていて、主に「サドベリースクールとはなんぞや?」という話でした。

サドベリースクールのスタッフさんにも同行していただき、その理念を語ってもらいました。

まぁ、結果はやはり、「小学校としてはサドベリースクールを認められない」でしたが・・・(笑)

私としては、決心が揺るがず、「たとえ小学校に認めてもらえなくてもいーや」と吹っ切れたことが大きな収穫でした。

 

こうして2学期から、次男は不登校デビューして、サドベリースクールに通うことになりました。

 

(つづく)

 

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8.不登校に対する祖父母の反応。まるで犯罪者扱い!?

 

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